胃の健康の大敵はピロリ菌!私はピロリ菌をすでに除菌しました

健康

ピロリ菌

「ピロリ菌って知ってますか?」

正式名は、「ヘリコバクター・ピロリ」。

ピロリ菌は、胃の粘膜で生きる細菌のことで、このピロリ菌が胃の中にいると胃炎を起こします。

胃炎が長く続くと、胃は慢性胃炎となり、さらに胃が萎縮してしまい、胃ガンにまでなることがあります。

怖いですよね。

私がピロリ菌を除菌した経緯

私は5年ぐらい前にピロリ菌を除菌しました。

別に何か胃に自覚症状があったわけではないのですが、健康診断か人間ドックかどちらか忘れたのですが、ピロリ菌がいると言われました。

そこで、ピロリ菌を除菌したいと思い自宅からそれほど遠くない病院に行きました。

病院を探す時にはインターネットを利用し、胃カメラやピロリ菌の除菌ができるところで、評判がよいところを選びました。

まず、病院で胃カメラを飲み、確かにピロリ菌がいると診断されました。

でも、幸運なことに胃の炎症はありませんでした。

その後、除菌をししばらくしたあと、再検査をしてピロリ菌がいなくなったことを最終確認しました。

ピロリ菌はどうやって感染するのか?

ピロリ菌は、井戸水の中にいると言われます。

今は、井戸水を飲んでいる人は少ないです。だから、若い世代ほど、ピロリ菌の感染者は少なくなっています。年配の人ほどピロリ菌に感染しています。

ただ、私は50代ですが、過去に井戸水など飲んだことは記憶にありません。

水道水を子供の頃から利用していますから。

その他には、親からピロリ菌に感染することあります。

親がピロリ菌を持っているとしますよね。

そして、親が口移しなどで子供に食べ物を食べさせた時に感染するんです。

子供って小さな時には免疫力が弱いために、口移しで食べ物を食べさせただけで、ピロリ菌に感染してしまうことがあるんです。

一方、大人は、ピロリ菌に感染した人から口移しで食べ物を食べても感染はしません。

大人は免疫力があるので、ピロリ菌が体内に入っても駆除できるからです。

ピロリ菌に感染した時にどのような症状になるか?

ピロリ菌に感染すると、以下のよよな症状になることがあります。

・胃がもたれる
・胸焼けがする
・食欲がない
・吐き気がする
・胃が痛くなる
・etc

しかし、ピロリ菌に感染したすべての人が自覚症状を感じるわけではないです。

私のようにまったく何の症状も感じない人もいます。

ただ、自覚症状がなくても胃に何らかの影響が及ぼされている可能性はあります。

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌に感染しているかどうかの検査は、私がやった胃カメラ以外にもいくつかの方法があります。

・血液検査
・尿検査
・便検査
・呼気検査
・内視鏡検査(胃カメラ)

確実にピロリ菌に感染していることをチェックするには、2つの検査を受けることが必要になります。

なぜなら、1つの検査では見逃してしまう可能性がゼロではないからです。

ピロリ菌の除菌の方法

ピロリ菌の除菌についての詳細はこちらです。

1、薬を1週間飲み続ける(一次除菌)
2、4週間後に除菌できたか検査をする
3、除菌に成功したら終わり。失敗したら再度、薬の種類を変え1週間薬を飲み続ける(二次除菌)
4、4週間後に除菌できたか検査をする
5、除菌に成功したら終わり。失敗したら再度、薬の種類を変え1週間薬を飲み続ける(三次除菌)

たいていの場合、二次除菌までで95%以上の人は除菌が終わります。なので、三次除菌までいくことは、稀です。

私は一次除菌で、ピロリ菌が除菌されたことが確認できました。

二次除菌にまでいってしまう人は、ピロリ菌が薬に対して耐性を持っている場合です。

ですから、二次除菌では薬が変わります。

一次除菌の薬は全部で3種類です。

1、プロトンポンプ阻害薬(胃酸を抑える)
2、アモキシリン(抗菌薬)
3、クラリスロマイシン(抗菌薬)

二次除菌の薬は全部で3種類ですが3のクラリスロマイシンの代わりにメトロニダゾールにします。

*クラリスロマイシンは、風邪薬などでも使われるために耐性ピロリ菌となることがある

ピロリ菌がいるなら早めに除菌を!

ピロリ菌がいることで、一番怖いのは胃ガンです。

ピロリ菌がいると胃ガンになる危険性は10倍高くなります。

ですから、ピロリ菌がいるとわかったらすぐに除菌したほうがいいです。

除菌は薬を飲み続けるだけなので、身体的な負担はほとんだありません。

また費用も保険適用で2000円ぐらいで済みますので経済的負担も大きくありません。

「除菌をしてもまたピロリ菌に感染する可能性がないのか?」

中にはこう思う人もいるでしょうね。

でも、大丈夫です。

先ほども書きましたがピロリ菌は免疫がしっかり働いていると、ほぼ感染しないからです。

ただ、免疫力が弱まっている高齢者だと、再感染する可能性はゼロではないです。

まとめ

私は最初ピロリ菌がいても放置しておこうと思ってました。

なぜなら、それほど深刻に捉えていなかったからです。

でも、いろいろピロリ菌について調べてみると、早めに除菌したほうがよいと思ったので、除菌をしました。

実際に除菌をしてよかったと思います。

胃の調子は、特に今のところ問題ありません(*^o^*)。

参考:NHKチョイス