口は使わないと使えなくなる
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口はいろいろな機能があります。
食べたり飲んだり、しゃべったり歌ったり、etc。
若い時には気にならない口の機能。
年齢を重ねるとだんだんと衰えていきます。
では、どうすれば衰えを最小限に抑えられるでしょう?
口の衰えとは何か?
口が衰えると、「噛みにくい、飲み込みにくい」という症状が起きてきます。
食べ物を噛んだり、飲んだりする時、無意識で複雑な動作をしています。
食べ物と認識したものを口でかみ砕き、砕かれたものが唾液と混ざり、舌、口、喉の筋肉で喉の奥に送り込まれます。
その時、軟口蓋(なんこうがい)と喉頭蓋(こうとうがい)という器官が閉じて、鼻と気管に入り込まずに食道に食べ物が送られます。
もし、噛む力が不足していると食べたものが口に残り喉から食道に送り込む力が不足すると食べたものが喉に残ります。
また、器官がふさがれないと食べ物が肺の方に入り込むこともあります。
これが、噛みにくい、飲み込みにくいという症状です。
噛みにくさや飲み込みにくさを感じる人はどれぐらいいるのか?
15年前、秋田県で65歳以上1300人を調べたら、14%に問題があったそうです。
今では高齢化が進んでいるためもっと増えていると思われます。
他の都道府県でも秋田県と同様に高齢になればなるほど、噛みにくさや飲み込みにくさを感じる人は多くなってきていると予想されます。
噛みにくさや飲み込みにくさの原因とは?
原因は多種多様です。
・脳卒中などの病気で口や喉の筋肉がマヒ
・加齢、栄養不足、筋ジストロフィーなどの病気で口や喉の筋力が低下
・認知機能の低下で食べ物を認識できない
・口や喉にガンなどができて食べにくくなる
・ガンの切除語に飲み込み機能が失われる
・etc
噛みにくさや飲み込みにくさを放置したら?
噛みにくさや飲み込みにくさを感じてそれを放置してしまうと、食べることが苦痛になります。
すると食べないために栄養不足となり全身が弱っていってしまいます。
噛むことや飲むことができなくなると、喉に詰まって窒息してしまったり、食べ物の一部が気管に入って誤嚥性肺炎になることもあります。
すると命の危険に関わります。
噛みにくい、飲み込みにくいを予防するには?
まず大事なことは、口の中を清潔に保つこと。
そのための基本はブラッシング、つまり歯磨きです。
歯や舌が汚れて雑菌が繁殖していると誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。
口を鍛えるために、
・息を深く吸って口をすぼめてはき出す
・水の入ったペットボトルにストローをさし息を吹く
・口を開いて舌を出したり引っ込めたりする
このような体操も有効です。
また、食べる時に上を向くと喉につかえやすいので下を向いて食べるほうがよいです。
また、食べ物自体に噛みにくいものや飲み込みにくいものがあります。
その場合、食べ物を軟らかくしたりミキサーなどで砕いたり、ゼリー状のものにするなど工夫をするといいでしょう。
まとめ
病気や老化などにより誰にでも噛みにくさ、飲みにくさは生じる恐れがあります。
ですので、日頃から口を使う、口の健康を保つことを意識することが大事になります。
私の一番のおすすめは、
・歯磨き
・おしゃべり
・カラオケ
です。
どれも口の健康に寄与します。
また、おしゃべりやカラオケはストレス発散にもなるので、いいですよ(*^o^*)。
参考:読売新聞
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