歩くことで老後の人生が変わる

健康

今はとても便利な世の中です。

車、電車などの乗り物が整備されて、デパートなどではエスカレーターやエレベーターがあります。

そのため減ってしまったのが「歩くこと」です。

あなたは一日何歩ぐらい歩いているでしょう?

意識しないと1日に1000歩も歩かないかも知れませんね。

狩猟時代や江戸時代、人は30000歩ぐらい歩いていたと推定されています。

かなりの距離です。これだけ歩いていたから、当時の人は健康だったと思われます。

ただ、今のように医学は発達してなかったので寿命は短かったですが。

世界の運動不足人口は14億人

昨年、WHOがある警告を出しています。

それは、世界人口の4人に1人が運動不足で高所得な国では30%を超えるということです。

運動不足は肥満につながりこれにより生活習慣が引き起こされます。

せっかく科学技術の発達で寿命が延びたのにこれでは、水の泡になりかねません。

世界の死因の70%は非感染疾患です。

これは、かなり驚くべき数値です。

*非感染疾患は不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒などの原因による疾患で生活習慣の改善により予防可能な疾患のこと

人は身体を動かすことで進化してきた

人類の歴史を見ると、人類史の99%は狩猟採集をしていました。

そのためには動くことが必須で身体を動かすことが、脳、筋肉、骨、血管などに刺激を与えて機能を維持、活性化させてきました。

しかし、文明が生じて科学が発達することで、人はそれほど動かなくても快適に生きることができるようになりました。

しかし動かなくなることは身体にとっては機能不全を加速させました。

さらに、狩猟採集時代からの本能で高カロリーのものを好んで摂取することが今でも続いています。

するとどうなるかというと、いわゆるメタボになる人が増えてしまいました。

豊かな生活と引き替えに生活習慣になるリスクが拡大してしまったんです。

日本人は座っている時間が世界一位

現代人は便利で豊かな生活の裏で運動不足により生活習慣病になるリスクが拡大していることに、それほど関心がないようです。

ある調査では、日本はサウジアラビアと並び、1日に座っている時間が1位で420分で最も長いそうです。

2位以下はこちら

・ノルウェー 360分
・アメリカ 240分
・インド 210分
・ブラジル 180分

日本は平均寿命が世界で一位ですが、一方で健康寿命と平均寿命の差(2016年時点)が男性で8.84歳、女性で12.35歳とかなりの開きがあります。

これは、運動不足に起因すると考えられます。

なぜなら、日本人の死因はがん、心疾患、脳血管疾患の順ですがいずれの病気も運動不足が主原因である生活習慣病と関わりが深いからです。

もちろん、食生活も運動不足と同様に大きく関係します。

ただ、適度な食生活をしていても身体を動かさないでいたら、生活習慣病になる可能性は高くなってしまいます。

まとめ

あなたは普段、どれぐらい歩いているでしょうか?

運動不足の大きな原因は歩くことが少なくなったことです。

よく一日一万歩と言われますが、生活習慣病の予防のために一万歩も歩かなくてもできるだけ歩く歩数を増やすようにするべきかと思います。

私は毎日、だいたい6000歩ぐらい歩いています。距離にすると4km弱です。

一万歩には及びませんが、かなり早歩きで歩くことで運動量としてはまあまあかなと思っています。

もっと頑張らなきゃいけないと思うこともありますが、頑張り過ぎるとかえって続けられないので、続けやすいのが私の場合、4kmぐらいです。

ただ、そのあとに犬の散歩も30分弱しているのでプラス1000歩ぐらい稼いでいるかもしれませんが(*^o^*)。