座らない、身体を動かすことで、心と身体を快調に!
目次
日々、仕事、勉強、家事などで忙しい日々を過ごしている人が多いと思います。
忙しい人の多くは
・座っている時間が長い
・運動をほとんどしない
・パソコンやスマホを長時間利用する
・人との会話が少ない
・etc
このような状況に陥っているのではないでしょうか。
でも、座っている時間が長くなったり、身体を動かさないと心身に不調を来します。
こうならないようにするにはどうしたらいいのでしょう?
座らず勉強することで脳に刺激が与えられる
北欧は教育立国と言われています。
フィンランドのある公立小中学校では「動く国語」の授業を行っています。
これは、バランスボールに乗り机に向かいドリルの問題を1つ解いたら教室の後ろに移動してカードを引きます。
カードには指示が書かれていてその指示通りの動きをするというものです。
これだけみるとまるでゲームのようですが、これはれっきとした国語の授業なのです。
教師は
「こまめに身体を動かすことで集中力や学習意欲が高まる。バランスボールに載っていると体幹の筋肉も鍛えられる」
と話しています。
フィンランドは教育水準がとても高いと言われています。
フィンランド政府は
「スクールオンザムーブ(動く学校)」
というプロジェクトを推進していて座る時間を減らし1日1~2時間の身体活動を目標としています。
動く授業は国語の授業だけでなく、算数などでも取り入れられています。
どうでしょうか?
とてもユニークですよね。
座ることの弊害を避けるために、このような工夫をしているのです。
身体を動かすことで脳も変わる
以前は、脳が身体に動かせと信号を送りそれで身体が動く。そして命令は一方通行と考えられていました。
しかし、これが間違いであることがわかってます。
1995年、下記の事実がアメリカで発見されました。
「運動をすると神経細胞の成長を促す物質(BDNF:脳由来神経栄養因子)が増える」
現在では脳が身体を動かすだけでなく、運動をも脳をダイナミックに変えていくことが証明されようとしています。
昔から「脳は20代を過ぎるとどんどん死滅していく」と言われています。
私もこれを信じていました。
ですが、運動をすると脳細胞は増やせるかもしれないという研究結果が出てきています。
ラット実験によると、運動をさせることで海馬に新しい神経細胞が生まれてくることがわかっています。
まあ、高齢者であっても定期的に運動をすると海馬の面積が増えるという研究結果も出てきています。
また、前頭前野(判断や意思決定を司る)も運動後に血流が増え判断力が高まるそうです。
また、脳内物質(セロトニン、ノルアドレナリン)も運動することでうまく調整されると考えられています。
身体を動かすことの様々な効果
今、世界中で身体の動かすことの効果が報告されてます。
効果としては、
・認知症の予防
・うつや不安の軽減
・記憶力の向上
アメリカハーバード大医学部教授は
「身体を動かし働きを求められれば、血流が増し細胞の連携が生まれ、筋肉と同じように脳は変化する。それは脳の萎縮を防ぎ自分自身であり続けるための鍵となる」
と語っています。
個人的にも運動の効果は実感しています。
不安や心配ごとがある時にウォーキングなどをすることで、不安や心配が減ったりします。また筋トレをしたあとは身体が心地よく感じます。
脳の一番のダメージはストレス
海馬はストレスに弱いことが知られています。
いくら運動がよいといってもきつい運動を無理に続けるとストレスになるためかえって神経の新生を妨げます。
一番いいのは、
・自分にとって快適な運動
です。
具体的に言えば、軽く汗が出る程度の運動ってことです。
だから、一人一人運動の負荷は異なります。
例えば、
身体があまり動かすのが苦手な人であれば、負荷の軽い体操とかゆっくりと歩く程度でも十分かもしれません。
一方で、いつも身体を鍛えているのであれば、きつい坂道をランニングしたり、重りを持ってジャンプするなど、重い負荷が適切になるかもしれません。
まとめ
座る時間を減らし、意識的に身体を動かす時間を増やすことで、心と身体、そして脳も健康な状態を維持しやすくなります。
私自身も座っている時間が長いので、ここ最近、「座り過ぎ防止タイマー」というスマホアプリを使っています。
これを利用することで30分ごとにタイマーが鳴り、身体を動かすことを促されます。
時間はデフォルトで30分でその他の時間に設定することもできます。
最初、30分だと短か過ぎるかなと思っていましたが、使ってみると30分がよいと思えるようになりました。
やっぱり、身体を動かすことはいいです。
というか、身体を動かさないと身体がどんどん衰えてしまいます。
科学技術の発達で人は昔のように汗水たらして働かなくても済むようになってきています。
しかし、逆に身体を動かさなくなってしまうことの弊害が増えてきてます。
意識的に身体を動かす時間を作ること。
これが今の現代人には必用です(*^o^*)。
参考:読売新聞
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