ご飯中心の食事で元気になる!
目次
「あなたは和食派ですか?それとも洋食派ですか?もしくはそれが以外?」
日本での米の消費量は減少し続けています。
経済的に豊かになるにつれて洋食化が一気に進みました。
朝はパン食という家庭も多いですよね
しかし、ここにきて主食としてのご飯を栄養面から見直す動きが始まっています。
ご飯じゃないとスタミナがつかない?
2014年、東京大学の硬式野球部は全く勝てませんでした。
勝つためには身体づくりをしなければということで
「勝ちたきゃ米食え!」
というスローガンで部員達に米を食べるようにすすめています。
米を食べることを習慣にすることで、1年後東大硬式野球部は試合に勝利し連敗は94でストップしました。
実際に部員達も米を食うことで体力や運動能力の向上を実感し始めていたようです。
「入学時より打球がよく飛ぶようになった」
科学的な裏付けを得るために昨年の11月から定期的に部員の体力や運動能力を測定する実験も開始しています。
この調査を担当する女子栄養大学が教授は
「米の炭水化物は身体を動かすエネルギー源。身体を作るタンパク質だけを摂取しても身体を動かせなければ筋肉は強くなれない」
と語っています。
厚生労働省がまとめた日本人の食事摂取基準(2015年)の3大栄養素はこちら。
・タンパク質13~20%
・脂質20~30%
・炭水化物50~65%
となっています。
かなり炭水化物が多くなっています。
この炭水化物としてやはりもっともよいのは米です。
実際に米に含まれる炭水化物は77.6%で、その他にタンパク質や脂質も含まれています。
このような成分の割合のため、脂質はパンより少なく、パターなどを付けて食べることもないのえカロリーも低くなります。
現在、タンパク質を重視した食事になりがちですが、かえって体力や元気を失い結果になっています。
フレイルやサルコペニアの予防にもご飯
フレイルとは加齢とともに運動機能や認知機能が低下した状態。
サルコペニアとは筋肉量が落ち筋力や身体能力が低下した状態。
これら2つの状態になると将来の寝たきりにつながっていく可能性が高くなります。
ですので、寝たきりにならないためには、フレイルとサルコペニアにならないようにすることが大事になります。
実はフレイルやサルコペニアの予防にもご飯がおすすめとなります。
もちろん、ご飯だけ食べればよいということではなく、ご飯を中心にタンパク質や脂質もバランス良く食べることが必用ということです。
糖質ダイエットブームで米離れが加速
お米には糖分が含まれているから米を食べないでタンパク質だけを摂るとダイエットにいい。
このようなうたい文句から、糖質制限をするためにお菓子などだけではなく、お米も制限の対象となりました。
また、健康のために糖分を少なくしたいということからも米が食べられなくなりました。
しかし、日本糖尿病学会の診療ガイドラインでは
「炭水化物摂取量と糖尿病の発症リスク、血糖コントロールとの関連性は確認されてない」
としています。
また、ダイエットにしてもご飯を食べ過ぎずバランス良く食べることで結果的に健康的な身体を作ることになり美容にもいいと思います。
やはり栄養が偏るということはどこかに歪みが生じるからです。
自分にあった食事を心がけることが大事
日本人は長きに渡りお米が主食の食事スタイルをしてきました。
しかし、戦後、一気に食の欧米化が進み一気に食生活が変わりました。
これにより日本人の体系が次第に欧米人のようになっていきました。
しかし、これにも弊害があります。
その一つがガン患者、糖尿病患者、心疾患、などの病気の増加。
ガン、糖尿病患者、心疾患などは高カロリー食、脂肪食が増えたことが一番の原因と推測されます。
もちろん、栄養は摂らないといけないのですが、どのような栄養をどのようなバランスでどれだけ摂るかということにもっと注目すべきでしょう。
しかも、これは個人個人で違ってきます。また、同じ個人でも年齢によって変わっていきます。
結局、自分にあった食事を心がけることが大事なんです。
まとめ
やっぱり日本人は和食中心の食事がいい。
今、あらためてそう思います。
個人的にも今はご飯中心の食事になっています。
ただ、しょっぱいものをひかえて、肉や魚などもバランス良く食べるように心がけています。
しかし、実際に毎日、バランスの良い食事になっているかというと、100%とは言えません。
なぜなら、忙しさとか面倒くささのために、食事を簡単にしてしまったり、好き嫌いから、食事が偏ることもあるからです。
ですが、年齢を重ねて健康の大事さが身にしみるようになってきたので、できる限りバランスの良い食事を心がけています。
これは歳をとるにつれてさらに重要になっていきます。
やはり自分で料理を作って自分で食べるのがいいかもしれませんね。
食事を作るところからやることで、食べることへの意識が変化しますから(*^o^*)。
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