寒い時に注意!ヒートショックにおる血圧の上昇
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だんだんと寒くなってきていますね。
この前まであれほど暑かったのに…。
これから、冬を迎えると温泉とか、温かい鍋なんかが恋しくなります。
でも、寒くなってきた時に気を付けないといけないことがあります。
それは、ヒートショック。
ヒートショックとは急激な温度差で、体調不良を引き起こすことです。
特に中年以後になると、死にも直結しかねません。
ヒートショックで、血圧が高くなってしまう!
ヒートショックって聞いたことがあるかと思います。
医学用語のように思えますが、実は医学用語ではありません。
だから医学的定義ではありませんが、温度差によって血圧が急激に変化することで起きる状態を言います。
どのような原因でヒートショックが生じるかというと、
・暖房のきいた部屋から寒い脱衣所で裸になる
・冷えた身体でお風呂に入る
・暖かい電車やバスの中から寒い外に出る
・etc
ヒートショックになると血管が拡張したり収縮します。
これにより血圧が大きく変動すると意識を失ってしまったり、脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険があります。
例えば、お風呂場で溺死した人などは、ヒートショックが原因であることが多いと思われます。
そして、実際に溺死した人の9割は65歳以上でした(2016年、消費者庁による調査)。
つまり、歳を取れば取るほど、ヒートショックに気を付けないといけないということです。
また、東京都の健康長寿医療センターによる2011年の調査では、入浴中に急死して人の大半が冬場でした。
四季を通してヒートショックに注意は必要ですが、特に冬場に注意することが大事になります。
ヒートショックを防ぐための方法とは?
高齢者がヒートショックになると、死に至ることもあります。
これを防ぐための具体的な方法がこちら。
・脱衣所を暖房機などで暖めておく
・浴室をシャワーなどで暖めておく
・飲酒した後には入浴しない
・湯温は41度以下にして長湯をしない
・浴室をリフォームし断熱性を高める
・家をリフォームして断熱性を高める
暖めておく温度の目安は20度です。
ちゃんと温度計を使って測り、体感温度は当てにしないようにします。
浴室や家のリフォームはコストもかかるので簡単にはできないと思います。
しかし、歳を取ってくるほど寒暖の差による血圧の変化が大きくなるために、将来的には考えておくといいでしょう。
また、お金をかけずに温度変化を少なくするために、断熱材を利用したり暖房器具を増やしたり、衣服などを重ね着するのもおすすめです。
ヒートショックの危険度がわかる?
日本気象協会は、10月から「ヒートショック予報」を提供しています。
これは、東京ガスと日本気象協会が共同で開発してシステムです。
予想気温と標準的な住宅内の温度差を想定して、ヒートショックの危険度を
・警戒
・注意
・油断禁物
の3段階で知らせてくれます。
予報は、1900地点、7日先まで見ることができます。
利用はパソコン、スマホ、タブレットなどで可能です。
このようなヒートショック予報をうまく利用することで、意識づけができるので、ヒートショックに注意をしようと思うことができますね。
特に高齢者がいる家庭では、家族が注意してあげるといいかもしれません。
まとめ
ヒートショック、とても危険です。
特に歳を取ってくればくるほど、血圧の変化が激しくなりますからね。
私も年々、寒さを強く感じるようになりました。
これって、つまり寒さに対して耐える力が弱くなってきたってことです。
実際に、血圧も若い頃よりも高くなってしまっています(以前はかなり低かったのですが)。
気を付けないといけませんね~^^;
参考:読売新聞
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