若い頃に比べ眠れない!シニアの不眠を改善するには?
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歳を取ってくると寝付きが悪くなって夜何度も目が覚めてしまう。
このようなことはないでしょうか?
私も以前に比べると睡眠が浅くなり、夜目が覚めてしまうことがよくあります。
多くの場合、加齢に伴い睡眠時間が減ってしまっているのです。
シニアの不眠を改善するにはどうすればいいか?
厚生労働省のサイト「e-ヘルスネット」によると60歳以上の3人に一人が睡眠について悩んでいるそうです。
でも、睡眠に悩んでいるからといってこれが不眠症だってわけではありません。
十分な睡眠時間を取っていれば不眠症ではないからです。
睡眠時間の目安は年齢によって異なります。
推奨される睡眠時間(アメリカの睡眠財団の資料から)は、
・14~17歳⇒8~10時間
・18~25歳⇒7~9時間
・26~64歳⇒7~9時間
・65歳以上⇒7~8時間
となっています。
また、65歳以上の場合、睡眠時間が5時間であっても許容範囲内です。
なので、
「睡眠時間が少ないのが悩みだ」
と思ったとしても、実際に5時間以上睡眠が取れているならそれほど心配しなくても大丈夫だと言えます。
むしろ、睡眠時間が短いと思い込んでしまって、落ち込んでしまう方が問題です。
なえなら、悩めば悩むほど悪化してしまリスクが高いからです。
もし、睡眠の悩みがひどいのであれば、早めに受診した方がいいでしょう。
シニアの睡眠時間を改善するための方法
もし、夜なかなか眠れず睡眠時間が短くて、日常生活にも差し障りが出てくるようであれば、何らかの対策が必要になります。
まず、大事なのが生活習慣を見直すことです。
そのポイントがこちら。
1、毎日、同じ時刻に起きて朝食を摂る
2、起床時間の7時間前には寝床に入る
3、昼食はどうしても眠い時、午後3時までに20~30分程度
4、寝る前にテレビはスマホなどを見ない
5、夏は手足や額を冷やす。冬は風呂などでしっかり温める
6、就寝前はアルコールやカフェインを控える
7、ストレッチや読書など自分なりの眠りの儀式を習慣にする
どうでしょうか?
要するに、規則正しい生活をして自分が眠りにつきやすいような環境作りや心の保ち方が大事だってことです。
私の場合ですが、ほぼ1~7のすべてをやっています。
いつも決まった時間に寝たり起きたりし、食事の時間もほぼ同じ。
テレビやスマホは寝る前にはほとんど見ません。
なるべく身体が快適に眠れるようにするため、冷房器具やお風呂などを利用しています。
また、アルコールとかカフェインはあまり摂りません。
あと、眠る時にはリラックス効果がある音楽をいつもかけています。
睡眠薬を使って眠り改善する方法

生活の見直しをしても眠りが改善しないこともあります。
このような時の改善方法の1つが、睡眠薬を使うことです。
睡眠薬を使うことで、リラックスできて不安が解消されると、睡眠の改善につながることも多くなります。
以前は、睡眠薬の服用によりふらつきなどの副作用が生じることがありました。
でも、今、副作用が少ない睡眠薬も出ています。
薬による副作用は体質にも関係するので医師などに相談して自分にあった薬を処方してもらうといいでしょう。
また、高齢者の場合、睡眠できない原因が関節の痛み、皮膚のかゆみなど身体の症状によることもあります。
それに、持病の薬のせいで不眠になることもあります。
このような高齢者ならではの不眠もあるので、注意が必要です。
まとめ
「歳をとってきたら若い頃よりも眠れなくなった」
このように感じることは多いと思います。
ですが、たいていの場合は心配ありません。これが自然なんです。
ただし、あまりにも不眠がひどく本人もそれに悩んでしまっているなら、早めに医者に診てもらうほうがいいでしょう。
受診する科は、睡眠外来、精神科、心療内科などです。
いずれにしろ、睡眠不足の悩みを放っておくとよくありません。
まずは、かかりつけ医などに相談して自分の悩みを解決するきっかけにすることがおすすめです。
参考:読売新聞
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