なぜ、白髪になるのか?メカニズムはいまだに不明

健康

一般的には白髪は30代後半ぐらいから生え始めます。

もちろん個人差があって子供で生えてしまう人もいますが、逆に60歳になっても生えてこない人もいます。

私は40歳ぐらいはほとんど生えてこなかったのですが、45歳ぐらいから白髪がよく目に付くようになりました。

でも、白髪ってなぜ生えるんでしょう?

白髪になるとメラニン色素がなくなる

髪の毛は、頭皮にある「毛球」で作られます。

毛球の中には髪の毛を作る毛母細胞とメラニンを作るメラノサイトがあります。

髪の毛が作られる時にメラニンが取り込まれることで、髪が黒くなります。

メラニンの色素は2種類あります。

・ユーメラニン(黒褐色)
・フェオメラニン(赤褐色)

日本人はユーメラニンの割合が多いために黒髪になります。

ところが、白髪になるとこのメラニン色素が2つとも髪からなくなります。

ただ、なぜメラニンがなくなるのかその根本原因はわかっていません。

メラニンがなぜなくなってしまうのか?

メラニンがなくなる理由については、諸説あります。

例えば、

・メラノサイトが消えてしまった
・メラニンが取り込まれなくなった

など。

研究によると、メラノサイトが消えてしまったのが全体の8割あったそうです。

メラノサイトは毛球の上部にあるメラノサイト幹細胞から変化して、毛球に達します。

最新の研究で、メラノサイトの幹細胞からメラノサイトへの変化が早過ぎることで毛球まで届かないのではないかという説があります。

ですが、これが本当かどうかはまだ解明されていません。

白髪をなくすことは可能なのか?

現在でも、白髪発生の詳細なメカニズムはまだわかっていません。

ですので、白髪を根本から治す方法もありません。

ですが、白髪発生のメカニズムが解明されれば、白髪を治す方法が開発される可能性はあります。

白髪にはワカメがいいとか、ゴマがいいとか、いろんな説がありますよね。

でも、実はこれらは科学的な根拠はありません。

実際に試した人も多くいると思いますが、効果はないともあるとも言えないようですね。

白髪が増えてしまう原因とは?

白髪が増える一番の原因は、加齢です。

これは、実際に歳を取ると髪が白くなることからわかります。

その他の原因としては、遺伝。

人は歳を取ると、白髪になるか、髪が薄くなるか、両方かのいずれかになります。

ですが、親が白髪だと、子供は白髪になりやすいです。また親がはげていると、子供もはげやすいです。

また、その他の白髪の原因としては、ストレスがあります。

ストレスが増えたり強くなると、白髪は増えやすくなります。

私も過去に受験でストレスがたまってしまった時には白髪がとても増えてしまいビックリしました。その後、受験が終わったら白髪がなくなりました。

ですので、白髪になりたくないなら、ストレスにならない、ストレスを貯めないことがとても大事です。

まとめ

白髪が増えてしまうと、老けて見られます。

ですので、髪の毛を染めたりするわけですが、頻繁に髪の毛を染めるのは面倒だしお金もかかります。

もし、白髪治療薬でも発明されたらノーベル賞ものでしょうね。

ただ、白髪になることは避けられないので、一番いいのは白髪とかをあまり気にせずにいることかもしれません(*^o^*)。

参考:読売新聞